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KsPowerPosition`s Special Work

ダライ・ラマ法王14世 来日講演の撮影



2008年11月4~5日、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ法王14世の撮影をさせていただく光栄を頂きました。
 これは福岡県内の約20地区仏教会、単産寺院など宗派を超えた約900ケ寺の仏教寺院で構成されている、福岡県仏教連合会主催の「ダライ・ラマ法王来日特別記念講演」の記録係として参加させて頂いたものです。

「笑顔を、永遠に残してあげたい」 
そう願い、写真の道を志した僕にとって、この日は生涯忘れられない日になりました。


LinkIcon 福岡県仏教連合会 リンクはこちらから

幸せへ導く、慈しみのこころ

母親への感謝

 僕は宗教家ではありません。またこれから、特定の宗教に入ることは・・・恐らくないと思います。日本人にありがちな態度ですが、正月もお盆もしますし、ハロウィンやクリスマスだってやります。だけど、小さな頃から母親に言われ続けてきたこと・・・それは「他人を思いやる気持ちを持ちなさい」 と言うこと。
これこそが、宗教に代わる僕の経典であると思います(母さん、産んでくれて、育ててくれてありがとう)。

宗教、宗派を越えた「愛」

 チベット仏教の方、また多くの宗教者の方、ごめんなさい。僕の法王に対する印象は「とても気さくな、おじいちゃん」でした。主催者との握手はもちろんなんでしょうが、行く先々で、どなたとでも握手され、微笑まれます。タクシーの運転手さん、ドアを抑えていた係員、空港で待っていたチベットサポーター・・・そして、カメラマンである僕にまで!!
一人ひとりと握手していくが故に、スケジュールはどんどん押していきます。それでも、法王は笑顔のまま。なんて表情豊かで、なんて気さくな方だろうと・・・心底思いました。

今回は3回の講演をすべてお聞きすることができました。一つは仏教者向け、ひとつはメディアドームでの一般の方向け、そしてもう一つは学生向け。
どの講演でも、必ず「私は一僧侶であり、一人の人間として、みなさんと全く同じです」と言われました。そして、どんな質問にも(※1)、仏教者なら、他宗教なら、そして信仰がないならと、それぞれの考え方、立場に立った回答をされます。

※1
この場合の仏教と他宗教の違いとは、神の存在を信じるか否か、ということでした。宗教学的なお話になってしまいますのでここでは「あらゆる立場、考え方」に則した回答を頂いた、と解釈ください。

ダライ・ラマ法王14世北九州市メディアドームにて

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対話の重要性

今までの経験上、キリスト教のお話の中で聞くことはあっても、お寺で「愛について」という言葉を聞いたことがありませんでした。しかし法王のお話の中には、何度も「愛」と「対話」という言葉が出てきます。そう、きっと信じているものの違いはあっても、同じ人間であることに変わりない。そしてお互いが思いやる心、対話する姿勢を持っていれば、目指す楽園は同じなのだと思います。

その写真に、法王の心は写っているか?

僕が「FREE  TIBET」を掲げる理由は、ただ一つ。「大切な人に笑っていてほしい」。これだけです。
そんな願いさえも踏みにじられてしまうチベットの現状・・・声を上げずにはいられません。
僕は誰かの笑顔を、写真という形でしっかり残してあげたいと願っています。だからこそ、表情に、そしてその人の心を写したいと願っています。

法王をお送りした後、空港で仏教連合会の方に言われました。
「その写真に、法王の心は写っているか?」
答えは勿論、「YES」です。拙い技術ですが、精一杯、追いかけました。これからも、どなたを撮影させていただいても、この意志は変わりません。笑顔が今日も、大切な皆さんに灯りますように。


この機会をお与えくださった信行千尋様をはじめ、多くの方々に感謝いたします。生かされていることへ、あらためて感謝です!!

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今回の撮影は「FREE TIBET」の意志と、雪山獅子旗の旗の元に集った方々のご尽力により成功することができました。
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